7話前夜。せつないって何回言わせるの… -NEWSに恋して プレイ記-

※『NEWSに恋して』加藤ルート8話までのネタバレを存分に含みますので、未プレイの方はまわれ右で!

 

7話。

はい、もうシゲアキ担の皆さん「7話」って聞いただけで胸がぐぐぐーっと潰れそうになるはず。(当ブログは積極的に周りを巻き込んでいくスタイルでお届けしております)

いや、このままほんとに胸が潰れて死んでしまうのではないだろうかというトラウマをわたしの心にがっつり残してくれました、加藤ルート7話。自担ルートKAKIN待った無し状態のわたしは5月の末には7話に到達しておりましたが、TLの様子から見るに昨日おとといあたりで7話を通過されたみなさんが多かったようで、TLのはしばしにあの日の息も絶え絶えだったわたしがおりました…おつかれさまでした。

まあそんな7話の話をしようと思ったのですけど、そこにつながる5話6話の話をしなくてははじまらないなと思ったので、とりあえず6話までの感想を。

毎度前置きが長くてすみません。本題。

 

5話の、友人関係をちょうどいい距離で保ったままの釣り堀デート、お参り、ふたり飲み、そして6話での夜の公園でのシゲアキ告白未遂を経ての、爆撃のような7話。

お互いがお互いを意識し始めたのだなというところから、その陰に不穏な空気や違和感を少しずつ織り交ぜ、まさにガチャのタイトルでもある『恋の高まり』を味わわせ尽くして!一気に!落とす!

 

しんどい!!

 

5話のおみくじを引くエピソードで主人公ちゃんに加藤さんの仕事がうまくいくように願わせ、加藤さんには「俺のこと応援してくれてすごいうれしい」と思わせる、心がぽかぽかするシナリオ。しかしそれこそが加藤さんに二人の別離を決意させることになるという伏線。なんとなくそうなるんだろうなとわかってはいても、そうならないで欲しいという思いを捨てきれないまま6話へ進みました。

6話の、初めてのふたり飲みの帰りに公園を歩くシーンも女心をかき乱されましたね!あの飲みの時点では加藤さんは「また近いうちにー」と言いかけていることもあり、このまま楽しい関係を続けて行こうと思っていたはずなんですよね。あるいは関係を一歩進めて恋人になりたいと思っていたからこその「だから気になった」「例えばさ、もし俺がにゅす子(仮名)のこと」とかが思わず口をついて出たわけで。

迷いの中で、すれ違ったサラリーマンをやり過ごすために肩を抱かれて「どんだけ俺とカップルが嫌なんだよ。俺ショックなんですけどぉ」などという冗談めかした言葉で主人公ちゃんの反応を確かめているようなそぶりも彼の心中を思うとせつない。発する言葉の端々に『自分がにゅす子にそばに居て欲しいからこの恋を進めたい』という感情が見え隠れする中、「にゅす子に幸せになってもらうには自分との恋を進めてはいけない」という理性がそれを抑えていることも想像に難くないわけで、読んでいてすでに胸が苦しい…。

そんな感情と理性が戦っている渦中のシゲアキに「何でそんなに俺の仕事応援してくれんの?」と問われての主人公ちゃんの答えが最高でした。

「私がシゲくんを好きだからだ」という、それこそ感情の部分は飲みこんで、

冷静に、はっきりとした言葉で「シゲくん自身が、何よりも仕事を頑張りたいって、ずっと言ってるからかな。ずっと、隣でそういう姿を見てきたから、私の中で、それがシゲくんのイメージなのかも。だから、すごく尊敬してる」って!!

それ!シゲアキ担が加藤シゲアキにいっつも思ってることだから!!!

わたしの中の主人公ちゃんの好感度爆上げ。このままシークレットストーリー読める(何の)。

でも、その思いこそが加藤さんの恋する気持ちにストップをかけてしまうという!なんたる運命のいたずら!この夜で加藤さんは「仕事を頑張らなきゃ」、主人公ちゃんは「一緒にいられれば満足だったはずなのに、好き、友達以上になりたい」に完全に分岐してしまうのがせつなすぎる…。

その加藤さんの決意をさらに深いものにしてしまうやりとりがあるのも、6話後半。

「明日からしばらく忙しくなるし、あまり会えなくなるだろうから」という状況で、加藤さんから「にゅす子、寂しい?」とストレートに問われ、「うん」と正直に言ったこの瞬間が、加藤さんの決意を固めていることは次の「ちょっとここからしんどくなるから、気合い入れなきゃな。俺、頑張るから」というセリフから、嫌というほどわかります。

しんどいのは「忙しいから」だけでなく、主人公ちゃんに会わない決意をしたから、なんですよね…。ああ、せつない。ほんとせつない。

そして、何がせつないかって、この時加藤さんが「しばらく会えなくなるから」と主人公ちゃんに貸してくれたおすすめの本が『前篇』だったことなんですよね・・・

オマエ!また無自覚に?もしくは計算で?アレやったな!!

「お礼のお礼」「煮魚の容器」に続くアレですよ!

kissingfish.hatenablog.com

またここに、本の『後篇』というつながりが二人の間に生まれたわけです。

ここまでの正しい流れとしては、

楽しく二人で会うことを重ねる⇒しばらく会えなくなりそう⇒本を貸す⇒「寂しい?」「うん」のやりとり、なので、加藤さんが貸す本を選んでいた時点で別離を決意していたかというとそうでないとは思うので、どこまで計算なのかはわからないのですが、

こういう状況で「寂しい?」と聞いてくるということは主人公ちゃんの気持ちに気付いていないわけは無いはずで、そうなると二人の関係を進めることになるかどうかの分岐が迫っていることも時間の問題だとわかってはいたはずだと思うんですよね。

その上での、『前篇』。

 

あー 全部がせつない!これ以上のせつなさなんて無いよー

という舌の根も乾かないうちに翌日7話に突入して、わたしこのゲームやってて初めてマジ泣きするんですけどね。しかも号泣。

 

というわけで、問題の7話についてはまた次の記事にて。